縁のあるすべての人に喜んでいただくために
株式会社共和ホーム 代表取締役社長上原 直人(うえはら なおと)── 2015年01月号掲載
感銘を受けた本は『生き方』(稲盛和夫著)、最近興味を持っていることは海外旅行(カナダやスイス)だという。
好きな映画はグリースとカーズ。音楽は80年代の洋楽を嗜む。
賃貸物件で考える需要と供給のバランス
── まずは御社の不動産取引状況についてお聞かせください。
まず、賃貸アパートで言いますと、供給が過剰だと感じています。特に新築物件に対して言えると思いますね。
── それは、県内全域で言えるということでしょうか?
少なくとも私達共和ホームが取り扱っている不動産があるエリアで言えると思います。つまり豊見城市を中心に、那覇市、八重瀬町、糸満市辺りですね。
── 確かに新築が多く見受けられますね。
そういった状況を踏まえて、満室経営をするために大家さんには色々なご提案をしています。
例えば、エリアの特徴を考慮した間取りについてご提案することもあります。一般的に3LDKという間取りはリスクが高そうに思われるかもしれませんが、学校が近い物件だと逆にファミリー層をターゲットに3LDKを勧める場合があります。あと、最近だとインターネット無料サービスの導入をご提案するということですね。
── なるほど。どの間取りでも良いという訳ではないのですね。
私達も自社物件として賃貸アパートを豊見城市豊崎に60室、与那原町東浜に90室所有しています。特徴は色んな間取りが選べるということです。
── 共和ホームさまでは建築も行っているのでしょうか?
建築に関しては、グループ会社の共和技研が行っております。色んな間取りが選べると言うことで、ライフスタイルの変化に合わせてアパート内で引越しをご希望される方、希望する間取りの入居が空くのを同じアパート内で待機される方もいらっしゃいます。
── 引越しが短時間で済みそうですね(笑)
色々メリットがあると思いますよ。私達は不動産会社でありながら、このように自社物件も所有しているので大家さんの気持ちや悩みも分かります。色々アイディアを練っています。
── キメ細かい案内が期待できますね。
ありがとうございます。私達は物件案内以外にも、実際に入居された方々やそれをお貸ししている大家さんが契約締結後も安心する為に様々な努力をしています。
── 具体的にどういったものでしょうか?
大家さんに対しては定期借家契約をお勧めしています。弊社が管理させていただいている物件の8割以上が定期借家となっています。また入居をご希望されているお客さまに対しましては入居審査依頼書というのを設け、審査を行っています。一見すると満室経営から遠のく仕組みのように見えますが、結果はそうでもありません。
入居後にトラブルを起こされる方々がいらっしゃることを想定し、先に挙げた「定期借家契約」と「入居審査依頼書」で、大家さんと先に入居されている方々の生活を守ることができると考えているからです。入居後の安心できる生活を守るのも私達共和ホームの役目だと考えています。
名刺に込められた、共和ホームのメッセージ
── 「縁のあるすべての人に喜んでいただくために、不動産に関わる価値を創造してまいります」という言葉は名刺にも書かれていますね。
はい。弊社の経営理念の一部です。「共和」と社名にもあるように、「和」を重要視しています。
── 創業17年目と伺っていますが、何かエピソードはありますか?
弊社から独立していった方々の中に同じく不動産業を営んでいる方がいます。そういった、弊社から羽ばたいていったスタッフからお客さまを紹介していただくことがありますね。
── これもやはり「和」ということでしょうか?
そうですね。これまでお会いした方々と良い縁が長く続くよう、これからも精進していきます。
不動産にかかわる価値を創造してまいります
── では、上原社長ご自信の座右の銘について教えてください。
「成長し続ける」です。
── ご趣味は何でしょうか?
読書です。これは私に与えられた任務であると同時に役得だと思っています。毎月8冊を目標に続けています。
── では、御社を一言で表現すると何でしょうか?
ズバリ、「和」です。共存共栄の意味も込めての「和」ですね。
株式会社共和ホーム
- 所在地
沖縄県豊見城市豊見城466-2
- 営業時間
10:00~18:00
- 定休日
盆・年末年始
妥協の無い物件探しの為に
私達がご提案したいこと
株式会社不動産の依頼所 浦添本店
福本 隼人さん